メンバーは、拠点としていた都内のマンションにスーツ姿で「出勤」。振り込め詐欺を「職業」としていた実態が浮かび上がった。
発表によると、詐欺容疑で逮捕されたのは東京都千代田区外神田、会社役員・高津真吾(27)、東京都港区白金、自称会社員・河原祥太(27)両容疑者ら5人。昨年10月から5月までの間に、「講座の修了手続きがされていない。修了するには教材購入と手続き費用が必要」と現金をだまし取っていた疑いがもたれている。被害者は全国100人以上、被害総額は計2000万円以上にのぼるとみられる。
捜査関係者によると、5人は高津容疑者を「代表」、河原容疑者を「専務」と呼び合い、東京都目黒区のマンション一室を拠点に活動。通信教育講座を管理する架空団体を名乗り、入手した受講者名簿を使って、日曜日を除く午前10時から午後8時まで、1日500回から1000回も電話をかけていた。会社員を装ってスーツ姿で出入りし、マンションの住人から怪しまれないようにしていたという。
だまし取った金の分配は、高津、河原両容疑者は月100万円以上もらっていたが、残る3人は月20万円を「基本」とし、だました金額の「歩合制」で増減を図り、500万円以上なら35%上乗せ、50万円以下なら半額などと細かくルール化していた。現金は高津容疑者がパソコンで管理していたという。
また、5人は詐欺容疑での逮捕を逃れようと、被害者に契約書を書かせたり、実際に教材を購入させたりして、正規の売買契約を装っていた。(沢村宜樹)
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